身体を守るバリア機能『気』ついて
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風邪やインフルエンザが流行する季節。
家庭や職場で流行すると、自分自身も感染する人と感染しない人。
中医学の考え方では、風邪やインフルエンザなどのウィルスを外邪(がいじゃ)といい、
その外邪から身を守ってくれるのは、『気』の働きと考えられています。
気が充満している人は外邪が身体に入りにくく、気が不足している人は外邪が侵入しやすい。
頻繁に風邪を引きやすい人は、気が不足している状態なのです。
『病は気から』と、ことわざにもありますね!
『気』という感じを使う言葉は、
『元気』『やる気』『強気』『弱気』『邪気』『根気』『活気』『勇気』など・・・
様々な言葉があります。
「あの人いつもパワフルで活動的だよね!」「あの人はいつも元気がなさそう」
など、人の印象には気の大小が大きく作用しているのです。
『気』とは、
人体を構成し、生命を維持するために大切な物質といわれており、
身体のバリア機能だけでなく、巡りを良くしたり、温めたり、代謝にも大きな作用を持っています。
人体の『気』は、『先天の精』『後天の精』よって作られています。
◆『先天の精』は、親から産まれる時に与えられたもの
◆『後天の精』は、産まれてから飲食物や呼吸によって得てきたもの
『先天の精』に関しては親から受け継がれたものなので、自分の力でどうしようもできない。
唯一、産まれてから強化していけるのは、『後天の精』なのです。
私が昔、聞いた話で分かりやすく例を挙げて説明すると
子供の頃に身体が弱く、頻繁に小児ぜんそくを繰り返していた。
両親が一生懸命に子供の身体を強くさせようと、食べ物にも気を付けて栄養をつけたり、
呼吸器を強くさせようと水泳を続けていたところ。。。
大人になった時には喘息症状が出なくなったという話を聞いたことがあります。
逆に、大人になって病気や喘息症状が出てくる人もいるっていうこともあるんですね~
食事が偏っていたり、運動もあまりしない、毎日夜遅くまで起きているなどといった
不規則な生活を繰り返すと、いくら丈夫な身体で産まれていても
大人になって身体の不調が出やすくなるっていう人もいるのです。
サロンで私がよくお客さまにお話しするのが、
『現在のカラダは、産まれてから積み上げてきた結果』
『急に不調になった訳ではないんです』
お客さまのみなさん、自分の良くないな~と感じている習慣って判っていて。
「でも、止められないんだよね~」で終わることが多い。
例えば、女性で多いのがチョコレートなどの洋菓子系やポテトチップスを毎日食べる習慣。
分かってはいるんだけど、止められない。悪いのは判っているんですよね(笑)
私もチョコレートやポテトチップスを食べない訳ではないし、たまに無性に食べたくなる(笑)
じゃあ、良くないと判っている習慣を全部一度に止めてみよう!と決意しても
何かストレスを感じるキッカケで元の習慣に戻ってしまうっていうパターンが多いのです。
私がよく提案しているのが、
『出来そうなことを一つだけ、お客さまが考えてから決めて、実践してみる』
・毎日食べていたのを一日、和菓子などの油や糖分の少ないものに変えてみる。
・それが難しかったら、食べる量を意識して少なくしてみる。
など、お菓子に限らず、自分が出来そうな小さなステップでいいということ。
それが出来たら、次のステップで次に出来そうなことを一つ実践してみる。
「あ、これならできるかも!?」
「よし、今日はできた!」
「今日はできなかった。よし、次の日だけはやってみよう!」
出来なかったとしても落ち込まなくてオッケー!
子供の頃、鉄棒で逆上がりの練習や補助輪なしの自転車を乗り始めた時を思い出してみてください♪
初めから直ぐにできなかったと思います。何度も失敗して、何度もやっている内に次第にコツが掴めてきて、出来るようになる。
・・・・そんなイメージを持ってほしいなと♪
『今日は実践出来た!』という小さな成功体験が重なることで自信に繋がり始め、
1か月後、3か月後、6か月後、1年後、3年後と積み重ねることで
良くないなと感じていた習慣が自然と変化していくのです。
大人になったら、自分の身体は自分でしか守ることはできません!
不足している気を少しずつ補いながら、
風邪やウィルスに負けない元気なカラダ作りをしていきましょう。
『気』を補うのに大切なのは、
・吸収しやすいように胃腸の状態を整える
・自分の出来そうな運動をしてみる
・23時までには布団に入る日を作る
・気を補う食材を摂る
最後の気を補う食材を最後にお伝えしますね♪
・玄米、うるち米などの穀類
・さつまいも、ジャガイモなどのイモ類
・大豆、カカオ、なつめ
・アスパラガス、枝豆、かぼちゃ、椎茸、そらまめ、さやいんげん、とうもろこし、舞茸
・アボカド、ココナッツ、さくらんぼ、ぶどう、桃
・穴子、いわし、鰻、えび、かつお、鮭、さざえ、鯖、たこ、鱈、ひらめ、ぶり、まぐろ
・牛肉、鶏肉、豚肉、ラム肉
・甘酒、酒粕
胃腸の弱い人は、まずは胃腸を働きを正常にすることも大切ですよー♪
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『あなたのなりたいカラダへリメイクする』リラクゼーションサロン
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