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春は心身が一番ゆらぎやすい!疲れやすい原因は?ホメオスタシス編

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春は、『変化』の大きな季節。

寒い冬から徐々に気温が上がり始め、日照時間も長くなっていきます。
日によって暖かく感じる日もあれば、冬が戻ってきたかのように寒く感じる日もあったり、
また、一日の中でも気温差が大きく感じることも多くなります。

学校では卒業や入学、クラス替え、会社では人事や部署、勤務地の異動など
場所・人などの環境も大きく変化していきますね。

 

環境変化に順応しようとするため、春は最も心も身体もゆらぎやすいんです。

 


こういったあらゆる外部の環境変化から受ける様々な刺激に対して、

『身体的』、または『精神的』に反応を起こしながら、
無意識に環境の変化との調和を図りながら、調整を行ってるんです。

 

これは、一人一人の身体に備わっている機能で自分の意志に関わらず働いています。
当たり前のことなんだけど、人間の身体ってスゴイ!

 

この性質や状態を、専門用語でいうと
『ホメオスタシス』『恒常性の維持』といいます。
ホメオ(homeo)とは“同一の”、スタシス(stasis)は“状態”を意味するギリシア語で、
ホメオスタシスは“同一の状態”を表す造語です。

 



このホメオスタシスを高めることが、
元気さ、病気になりにくい、若さのキープにも繋がっていくんですよ~。



サロンでクライアントさんとの会話で頻繁に出てくる言葉。

『なんとなく身体がだるくて』
『なんとなくやる気が出ない』
『最近、なぜか疲れやすくて
といった、病気ではないけど身体に不調が出ている状態。

これは、ホメオスタシスを維持している3本柱である
自律神経免疫ホルモンのバランスが上手くいってない現れなんです。

 

 

 

ホメオスタシスを制御している3本柱を解説!

自律神経・・・自分の意志とは関係なく反応する内臓の働きや分泌を調整する神経。
       「交感神経」「副交感神経」があり、どちらか一方が活動すると、
       もう一方が抑制されることでバランスをとっている。
       「
交感神経」は、「闘争・逃走の神経」とも言われ、緊張モードの時に優位。
       「副交感神経」は、「休息の神経」とも言われ、リラックスモードの時に優位。

        
免疫・・・自己を守るために、自分でないものを非自己としてはっきり区別して、それを身体から取り除く仕組み。(自律神経系の働きに連動する)大きく分けて、「自然免疫」「獲得免疫」がある。
自然免疫」は、先天性免疫とも言われ、産まれた時から持っているもの。
獲得免疫」は、ある病原体に一度感染して回復させながら、抗体を作っていくもの。
     

 

ホルモン・・・ホルモンを分泌する組織を内分泌系と言い、情報伝達させる物質の一種で、体内の物質代謝(栄養の貯蔵、消費、排泄など)を行う。生理機能の調整。内分泌腺の各臓器から血液中にホルモンが放出されている。
一番女性が耳にすることのある女性ホルモン「エストロゲン」「プロゲステロン」は、卵巣から分泌されている。

 



この3つを支配しているのは、脳の真ん中辺りにある『視床下部』っていう所!
司令塔と言われていて
視床下部からの司令が行われることで、
これらの3本柱が相互に作用しながら、ホメオスタシスが維持されているんですね~。

 

◆ホメオスタシスの解りやすい例でいうと、


①「冬」の寒い時期

体内の熱が奪われて、体温が低下し始めると・・・
血流を減少させたり、毛穴を閉じることで、身体の表面から熱が逃げないしたり
震えによって筋肉を動かして熱を発生させて、体温を上げるように調節される。

②風邪などを引いた時
細菌が体内に侵入して組織を傷つけた時、それに対抗しようと白血球が動き始める。
細菌を攻撃し始め、壊れた細胞を取り除くことで、体内に炎症が起こり熱が発生するのです。


③ストレスを感じた時
(職場で失敗して酷い怒られ方をした)

ショックを受けた瞬時は、神経系の活動が抑えられて、筋肉は緊張の低下などが現れる。
→何と言いますか、ショックな事を言われた瞬間はあっけにとられている感じに近いかな。
『職場で失敗をして、上司から酷い叱られている最中』

そこからショックから立ち直るため、全く反対の反応が起こるのです。
まさに『怒りの状態』で、神経系の活動が高まり、筋肉の緊張が増していく。
→『あんなに酷い言い方しなくてもええやん!ムカつく!なんでそこまで言われんといけないの!』

ストレスに対する防衛力を高めるために、副腎皮質からホルモンを分泌して、
ショックから立ち直ろうとするんですね。
ショックに対する抵抗力が増してくると、ストレスに対して適応していく状態へと。
→『まぁ、自分にも非がある。次は同じ失敗を繰り返さないように気を付けよう』

と、こんな感じ!

 

 

 

◆取り巻く環境の変化が大きい季節。
元気を司る脳の状態をいかに良い状態に導いていくかが、元気を作るカギ!

“不快”と感じる場面も多く、闘争・逃走モードと言われる交感神経が優位に
運動・趣味の時間・サロンで心身のケアをするなど、
自分にとって“快”と感じられるリフレッシュやリラックス方法でオッケー!

ホルモンや自律神経のバランスを整えて、元気度を上げてくださいね♪

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