ストレスは人生のスパイス!?捉え方を変えると成長する糧に!
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「ストレス学説」を提唱した、カナダの科学者 ハンス・セリエが述べたという言葉
『ストレスは人生のスパイスである』
私の大好きな言葉。
ストレスって聞くと、
職場や学校などの人間関係の葛藤や怒り、悲しみなどといった心理的なストレスを思い浮かべますね。
ですが、人が受けるストレスは心理的なストレスだけではないんです。
◆まず、『ストレス』とは何か?
何らかの刺激によって生体が生じた歪みの状態(=ストレス)の事を言います。
そして、ストレスを生じさせる刺激の事を、『ストレッサー』と言います。
ストレスを引き起こす要因ですね。
ストレスとストレッサーの関係を指とボールでよく例えられるのですが
ボールを指で押した際、ボールは変形し歪む。
指はストレッサーで、この歪んだ状態がストレス。
押さえる時間が長くなればなるほど、ボールも歪んだままとなりますね。
まさに、ストレスで疲弊しきっている状態なんです。
このストレッサーの分類として、4つ種類あって、
その中の一つが心理的なストレッサーがあるんですね。
◆ストレスを生じさせる要因であるストレッサーとして、種類は4つ!
①物理的ストレッサー・・・暑い寒い、痛み、紫外線、騒音、悪臭など
②化学的ストレッサー・・・栄養不足、薬剤、添加物、排気ガス、有害な化学物質など
③生物的ストレッサー・・・病原菌、ウィルスの侵入、睡眠不足など
④心理的ストレッサー・・・人間関係の葛藤、職場、学校環境、結婚、離婚など。喜怒哀楽、恐怖や嫌悪などといった感情を起こさせる出来事や状況。
人が生きていく上で、この4つのストレッサーから常に影響を受けているということ。
①~③に関しては、外部環境から受けるもので、なかなか避けることが出来ない面も多いです。
④の心理的ストレッサーから受けるストレスに関しては、捉え方を少し変えてみると抜け出すことも可能になります。
冒頭に述べた「ストレス学説」を提唱したセリエは、
心理的なストレスはポジティブな面もあると述べていいるんですね。
◆ユーストレスとディストレスと捉え方の違い!
ポジティブなストレスを「ユーストレス(eustress)」と。
反対に、不快な刺激や過剰すぎる刺激、長く続く刺激などを
「ディストレス(distress)」と言います。
例えば、営業職の人が会社から売上目標の数字を課せられたとする。
ポジティブなユーストレスとして受け取るなら、自己のチャレンジ目標。
マイナスなディストレスとして受け取るなら、重く課せられたノルマ。
ユーストレスは、自分の意欲も上がり、イキイキとした良い心のハリを与える。
課せられた売上目標を自己の成長の糧として捉え、チャレンジする目標として。
ディストレスは、過度のプレッシャーを感じ、会社や上司に不満が生まれ、心に悪い緊張を生む。
課せられた売上目標はあくまでも会社や上司から与えられたノルマで、『達成しなくてはならない』というやらされている感。
◆何が言いたいかというと、
ストレスと感じる事柄を良いモノか、悪いモノかは………
その人の受け止め方次第なんですね。
一つのモノをどういった観点で受け止めるかで、その人のやる気のスイッチが変わってくる。
◆ここで2つの言葉をイメージしてみてください。
まず1つ目は
『〇〇しなければならない』
この言葉、どう感じますか?
『あー、面倒くさいな』『やらないといけないな』『本当はやりたくないな』
など、マイナスな感情を抱く人も多いのではないでしょうか?
『〇〇しなければならない』という感情は、中心に自己がない。
他人から与えられたものとして捉えていて、受け身。
会社の為に、上司が言っているから。誰かのためにやってる。やらされている。
そして、2つ目は
二つ目『〇〇したい』
という感情は、中心に自己がある。
自分の感情が優先されるため、ワクワクしたり、心の底からパワーが湧いてくる。
自分がしたいから頑張る。決意があるから継続的に頑張れる。結果、会社や上司に繋がる。
心理的なストレスに対して、
出来るだけ2つ目の『〇〇したい』というイメージを持ってほしいんです。
困難に直面した時、
一時的にマイナス面ばかりに囚われてしまう期間があったとしても。
その期間が長く続くと、どんどん心身ともに疲弊していく一方で。
その問題に立ち向かって抵抗し、克服していくと、、、
やがて、より強い心身が養われ、パワーアップした状態が作り上げられる。
まさに、人が成長するにあたって『ストレスは人生のスパイス』!
人として成長するには、
◆前からやってみたかったことをやってみる。
◆全くやったことのない新しいことにチャレンジする。
◆視点と思考を変えて、物事を前向きに捉えてみる。
などに意識を向けていってみてくださいね!
心理的ストレスを生む脳の状態をいかに良い状態にするかが、
健康や美へと導く大切なポイントなんですよ♪