バリア力とエネルギー低下は、冬枯れを引き起こす?
フェイシャル情報
冬に感じるお悩みは???
『冷え』『乾燥』『朝起きるのが辛い』『疲れがなかなか取れない』など、サロンではよく耳にします。
冬は、寒さや乾燥など、エネルギーを多く消費する過酷な環境。
生命を維持する上で多くのエネルギーを消費し、
尚且つ、年末は仕事の忙しさなどで更にエネルギーを使うんですねー。
そうすると、身体の疲労を回復するエネルギーが低下して、疲労が蓄積しやすい状態に。
エネルギー不足は、免疫力の低下をもたらし、身体の不調だけでなくお肌の不調も引き起こしてしまうのです。
心身ともに冬枯れになる前に、しっかりとケアしていきましょう!
◆冬のポイントとして・・・
『血行促進と保湿』『上質な睡眠』
を意識してケア行うことが大切です。
①冬のケアポイント ~血行促進と保湿~
寒さや乾燥によって、身体や皮膚はどうなるか?
◆身体は凝りやすくなる
◆体内の老廃物の排出が鈍くなり、疲れが取れにくくなる
◆皮膚のターンオーバーが上手く働かず、肌荒れしやすい
◆皮膚の水分量が低下し、ガサガサに
◆汗+皮脂の分泌量が低下して、皮膚をバリアしてくれる※皮脂膜が作られにくくなる
寒くなる季節に
よく耳にするお悩み『冬になると乾燥して、身体が痒くなるんですよ~』
は、皮膚の水分量だけでなく、水分の蒸発を防ぐ油分までも無くなっている状態。
外部からの乾燥、内部からの乾燥、どちらも考えられるんです。
入浴後のケアや飲酒後のケアも気を付けてくださいね!
【入浴後のケア】
人の皮膚にとって最適な湿度は、約70%と言われています。
梅雨時期は湿度が高くてしっとりとしていたお肌も、
冬は湿度が低くて外部から皮膚の水分が蒸発しやすく、70%を保つことはなかなか難しいですね。
冬の一日の中で一番肌がしっとりとしているのは、入浴直後!
保湿のリミットは、入浴後1分後をピークに急激に皮膚の水分量が減少していくと言われているので、
入浴後10分以内にボディークリームなどでしっかりと保湿をしてあげてくださいね!
【飲み会後のケア】
摂取したアルコールの分解には大量の水分を使うため、皮膚も身体も水分不足で乾燥状態に。
年末年始などでたくさん飲む機会が増える時期は、こまめな水分補給とお肌の保湿ケアを入念に心がけて!
【※皮脂膜ってなに?】
→皮膚の一番外側にある角質層にあり、
外部の乾燥から水分蒸発を防いでくれる『ラップ』のような働きをしてくれています。
『皮膚の水分と油分がバランスよく保たれている』=『皮膚のバイア機能が正常』
この皮膚のバリア機能が低下すると、
乾燥や紫外線、アレルゲンなどの外部刺激から守れなることで、
ヒリヒリ・ピリピリとした痛みやかゆみなどを引き起こすと言われています。
②冬のケアポイント ~上質の睡眠~
乾燥や冷えの悩み以外にもよく聞くお悩みが
『最近、朝起きるのがだるくて、辛いんです』
冬は日照時間がおよそ10時間、
夏はおよそ14時間と冬の方が太陽が出ている時間が短く、
長い睡眠時間を求める傾向にあると言われています。
しかし、年末は仕事などの忙しさや飲み会などで寝る時間が不規則になったりと、
生活リズムは変えられない場合が多いですね。
眠りがしっかりと取れなくなると、自律神経のバランスが崩れやすなり、ホルモンバランスも不調に。
【寝る前のケア】
冬の理想の睡眠時間は、7.5時間と言われていますが、
忙しくて、なかなか睡眠時間を取れない時も、睡眠の質を高める対策が大切。
リラックス状態に働く副交感神経を優位にさせるのがポイント!
38~40℃くらいの温度で20分以上入浴してみたり、入浴後にストレッチをしてみる。
アロマなどの自分の好きな香りで芳香浴をしてみるなど、寝る前にゆっくりと深呼吸しながらリラックスしてくださいね!